見てまいりました.。。。海老蔵さん。。。。
この「一命」は、まぎれもなく彼の代表作となること。。間違いなし
と予感させる立ち回り。。今まで見たことのない愛情あふれる
あの大きなまなざし。。
ストーリは、いたって、重く、見終わった観客のどことなく、やり切れぬ
思いの空気が館内に静かに流れていた様な気が致しました。
この作品のクランクインは、今回の震災前だったのでしょうか?
あの千年に一度の震災この目で見させられた今。。。。私自身の
中にも。。。今まで何気に過ごしていた時間までがいとうしく。。
今、過ごしている時を大切に。。。。。。この「私と言う一度の命」を
もったいなく生き切ろうでは、ないかと気づきかけた私とっても、この
作品は、あまりにもせつなく。「怒りと無情」の衝撃が心に染みた作品でした。
人が映像で伝えられる限界まで、追い込んだ物語をご自分の人生観まで、変えられてしまったがごとくの
迫真の演技で、演じる。。。。市川海老蔵さん
今の社会に、この作品が心の一石を投じるのではなか。。
人の生きざままで、変えて終うのでは無いかと。。。思いたくなる。。。。
なぜ?この作品が今なのか?そして、なぜ演者が彼なのか?
この答えは、今後の海老様の活躍が、歌舞伎界の枠を超え教えてくれるのではないかと
思いたくなる私内海でした。
、
追伸
人間の極限の「生きる」と人間の狂言的「たてまえ」の狭間でもがき
超越する心美学に圧倒された映像を皆さん心してご覧くださいね。